時々、掃除機のフィルターを掃除する。
掃除機は充電式のスリムなマキタくんだ。 吸い込みが悪くなってきたなと思うタイミングで、2,3ヶ月に一度だろうか。 たぶんもっとこまめにやった方が良いのだろうけど。 使い捨ての紙パックではなく、当初から付いているゴミ溜めになっている不織布を使っている。 使い捨ての紙パックを使わないのは、紙パックの在庫が家に無くなるのが嫌だからという理由と、今の腐食の掃除もそんなに苦ではないからだ。 筒状になっている不織布はパンパンになっていて、ムクっとしている。 それを半ば無理やりにひっくり返して、新聞紙の上にゴミをせり出す。 ベビースターラーメンの欠片とか、髪の毛とか、分かるものもあるのだが、およそ灰色の塵の集合体だ。 この時いつも、絵の具の色を適当に何色も混ぜ続けると灰色になるという現象を思い出す。 一つ一つは色があったであろう小さなゴミたちも、沢山のゴミの寄り集まりとなって灰色の盛り上がりと化している。 塵が舞うので呼吸をなるべく控えめにして、使い古しの歯ブラシを使ってモコモコと次から次へと出てくるゴミを掻き出す。 まあまたどうせ同じようなゴミを吸うのだから大概で良いが、できる限りは取り出そうと試みる。 歯ブラシで不織布を引っ掻くと、また塵が舞うので、今度は抑制している呼吸が苦しくなってくる。 作業の手と反対側を向いて、大きく息をする。 マスクをすれば良いのかもしれないが、それを思い出すのはいつも歯ブラシで塵を書き出している最中である。 もういいか、と呼吸苦から諦めがついて、裏返しになっている不織布を元に戻して、掃除機にセットする。 塵が舞わぬよう新聞紙でそっと包んでゴミ箱に捨てる。 そのままあたりを掃除すべく電源を入れると、ウィーンという音が幾分高く軽やかになった気がする。 当然ながら良く吸い込む。 マキタくんにはまだまだ現役で頑張ってもらいたい。 新緑の良い時期になってきた。 年始に買った梅の盆栽がなんだか見たこともない姿になっている。 <YouTube> ⇒知らなきゃ損する草書体 ⇒クイズ!教養としての草書体 <note> ⇒急増殖!「エビチリ」グラフィティアート ⇒今は金なり。将棋の駒に見る草書体の話
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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