日曜日の今日、レッスンを終えて、息子にお昼ごはんをあげていたら、もうどうにもこうにも眠いらしく椅子の上で目を閉じ始めた。
食べながら寝る子どもの姿というのはよくある話だと思うが、誤飲や窒息のおそれがないとも言えないので、食事中に眠くなったら起こすか、あるいは早々に切り上げると良いと何かの記事で読んだ。 無論何事もそうであるが、似たような経験がないと、その些末に聞こえるような話はさっぱり耳に入ってこないものだ。 子育ての常識というのは、子育てをしていない人の常識と結構な乖離があると思う。 それほどまでに、私はかつては子育てに無関心であった。 息子の口を拭いて、椅子から降ろして、布団に連れていき、乳をあげる。 彼は5分もしないうちにすやすやと眠った。 さて大人はコーヒーでもと、夫はコーヒーを淹れてくれたが、自分は難しそうなハードカバーの本を腹に乗せたまま眠ってしまった。 皆、寝ている、静かである。 こういうのを幸せというのだろう、と思うが、私はこの状況を自分の心に問うてみたが、特別な幸福感をという感じではない。 もちろん悪くはないし、良いけれど。 私がこのことに特別な幸福感を抱かないのは、「こういうものが本当の幸せってもんだよ」という一般通念への反発も入っているような気もする。 けれど、やっぱり私にはその幸せはちょっと物足りないので、もう少し欲張りに幸せになりたいと思う。 私も昼寝をしたい気持ちもあるのだが、せっかくこの両手の空いた静寂の時間を無駄にできまいと、逆に変に気忙しくなってしまう。 パソコンを開いて、頼まれている事務仕事を片付けて、ついでなのでこれを書いている。 息子は2時間くらいお昼寝をするだろうか。 そしたらあと1時間でお字書きをしよう。 それに、今日は夫の誕生日である。 リモートワークが主になっている夫には既に大きめのデスクチェアをプレゼントした。 誰しも体調不良を責めることはできないが、なるべく健康でいてもらいたい。 結果的に何が奏功するかはわかりかねるが、日常の多くの時間を使う仕事については、快適にやってもらいたいものだ。 腰痛さえもなく、元気にやってほしい。 息子と夫が起きたら、お散歩がてらケーキ屋にでも行こう。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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