「小さな命名書」と題して、HPのコンテンツを増やしてみた。
これは、出産をした友人に出産祝いでプレゼントしていたものなのだが、思いの外好評で、「売ったらいいよ」と言ってくれる人も何人もいて、ならばと一応商品化をしてみた。 私がプレゼントした友人がそのまた友人にプレゼントするということで、早速2つご注文をいただいた。 「小さな命名書」は実は私自身がとても気に入っている。 見る度にあぁ可愛い、と思ってしまう。 色紙サイズに命名書を書かせていただくこともあるのだが、肉筆というのは案外存在感と圧迫感があるので、長く飾るのであれば手のひらサイズほどの小さなものの方がなじみやすいと思う。 あと、豆本もドールハウスも「ちびめし」も、実際に存在するものが精巧にミニチュアになっているものがなぜかたまらなく好きというのもある。 HPの商品画像は全て架空の名前のサンプルなのだけれど、私は人の名前を考えるのが本当に好きなので、それだけでも十分に楽しめた。 ある書道の生徒さんと名前の話をしていて、その生徒さんが考えた「博広」という名前を私はいたく気に入っている。 一見字面は普通に見えるのだけれど、でんとした斬新さを兼ね備えていて、そして音は「ひろびろ」なのである。 音は雄大なのだ。 「絵」くんもそうだけど、「咲寧」ちゃんなんてのもかわいい、こんな家族の名前ありそう、なんて考えながらひとりにやにやしながらサンプルを作った。 ただ、万一に私が子どもを持つことがあったとしたら、それらを名づけるかはまた別の話である。 「小さな命名書」のHPの説明がやや分かりづらいので、適当にお問い合わせいただけると助かります。 産まれた赤ちゃんだけでなく、自分の兄弟や家族の名前をずらっとしてみても面白いと思います。 好きな言葉や俳句や短歌などを書くのも面白いと思います。 植物たちに水をあげると、じじじじ、と水を飲んでいく。 今年は旱梅雨ということなのだろうか。 バナナの黒点は数えていない。 夜タイマー2時間でかけたクーラーを、朝つけずにはいられない。 「ドグラ・マグラ」を遅々と少しずつ読み進めている。 スマートフォンページで、1日100ページくらい読み進められれば20日で読み終わると思いつつ、私のペースではそうもいかなくて1ヶ月とか2ヶ月くらいで読めるだろうか。 文章そのものも面白いけれど、内容も興味深い。 精神病を主題とした哲学的な話であると捉えている。 飲茶さんの「史上最強の哲学入門」などを読んで発想の概要を知っていなければ、私は「ドグラ・マグラ」に書かれていることも思想的迷子になってしまって到底面白いと思えなかったように思う。 全然詳しくないけれど、哲学的なことを知ることはや哲学することは、全ての生きる人間にとって有意義なことなのではないかと思う。 まだ350ページほど。 あと2650ページ、どんな展開で、どんなフィナーレを迎えるのだろうか。 今のところ、内容的に特段奇書、狂書であるということを思わないので、おそらく結論のようなもの無しに大きな哲学的命題を投げかけたまま終わるのではなかろうかと思っている。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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