頸を寝違えたり、人生三度目6,7年ぶりに足を攣ったり。
寝ている間にこういうことになるのは、暑すぎて寝苦しいからだろうか。 それにしてもふくらはぎを攣るのは本当に呼吸も止まるほどの激痛である。 寝ているまさにその間に起こるものだから、夢うつつカオス状態で痛みにたたき起こされると同時に一体我が身に起きているのかを脳が瞬時に把握に走り、経験上から早急に事は解明してもそうしたところで足を抱えてうずくまるしかない。 でも、その原因を把握できないよりは俄然マシである。 中学生くらいの時、初めて寝ている間にふくらはぎを吊ったときは痛みもさることながら、得体の知れない恐怖に慄いたものだ。 分かる、ということで痛みは消えないけれど、幾分か、いやかなり多大な安心作用はある。 それにしても痛かった。 渦中、対処法として足の親指を反らせるように引っ張るということをよく聞くが、痙攣している激痛のふくらはぎに逆の動きを加えるなど、毛頭自分でできるはずもない。 そしてもしできたとしても、患部がバキっと音を立てて千切れてしまいそうなイメージさえあるから、今度もし攣った際激痛に悶える全てを擲って、これで良くなるのであれば!と足の親指を反らせる行動には出られない気がする。 足を攣る痛みはおそらく、何分うまく計れないが、2,3分も経てば消える。 翌日も患部はひくひくするような違和感を抱えていて、こちらはまたあの激痛に襲われるのではないかとびくびくしている。 まあでも私の場合起きているときにふくらはぎを攣ったことはないし、連続でそれが起きたこともないので、そっと歩いていれば大丈夫であろう。 頸を寝違えた鈍痛は2日目に突入しているが、日常生活にはさほど差し支えはないので、快復を待つしかない。 足を攣るよりも良い。 できれば、双方、当然ながら、無いに越したことはない。 もうひとつの身体の不調の話があって、それは、むくみ、である。 身体に水分を蓄えて出ていかないことをむくむと言ったりする。 もちろんこれまでもむくみを感じたことがないわけではないのだが、こんなに顕著にむくみを感じたのが初めてだったのと、ちょうどその時に自分の体重をおよそ把握していたので2キロも増えていて驚愕したのである。 原因は明らかで、月のホルモンバランスとアルコールだ。 プロゲステロンの分泌が最も上がると言われるちょうどそのタイミングで少なくないアルコール摂取をしてしまったため、身体が使うかもしれない水分を保持しようとする力が最大級に働いて、結果、身体がとても不快になった。 固めで分厚くて大きなゴムの中に水分が閉じ込められているような感じで、とても重たく動きづらい。 特に足の甲がむっくりとしていて、骨や関節までの距離が遠くて感じづらい。 この場合、水分を多めに摂ることもさほど改善にはつながらない。 プロゲステロンの働きが落ち着いてくるか、加えて、血中のアルコールの分解が終わるか。 重たくて重たい身体は、何せ自分そのものだからいつも一緒で離れられない。 身体だけ置いて離脱した心だけで行動することができるのであればそうしたい。 肉体と精神を切り離す修行とかは、探せばこの俗世にいくらでも方法を指南してくれる人がいるような気がする。 そして昨日、むくみから丸二日後。 肉体と精神があまりに不快感を示していたので、一切のアルコールを摂取しなかった。 連続でサウナに行っていたのも良かったのか、体重はさっぱりと元に戻った。 身体の感覚もスッキリしている。 むくみの不快感を身体に刻み込んで、切り離せない肉体と精神についての和解を求めながら、お酒って楽しいよね、と、今また無邪気に思うのである。 夏の不調の話。 そうこうしているうちに気温が下がってきて、まだ7月だというのに淋しい気持ちが隠せない。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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