新しい保育園が始まった。
実際には、こども園、というところで、こども園というのは保育園と幼稚園が一緒になった園のこと。 うちは幼稚園の方で入園している。 保育園の方が満員だったからだ。 保育園は働く両親をもつ子どもが入る厚生労働省管轄の施設、幼稚園は両親のどちらかが腹大抵なくても3歳からなら入れる文部科学省が管轄する施設。 幼稚園はプレスクールで比較的お勉強的なことをきっちりやることが決まっているイメージがあるかもしれないが、今は保育園と幼稚園の差はあまりなく、その園ごとの特色によってかなり異なる、という感じだ。 保育園と幼稚園、何が大きく違うかと言えば、費用と預かってくれる時間である。 保育園は3歳児からは基本的に一切無料、最大7時半~20時(園によって異なる)まで子どもを預かってくれる。 幼稚園は多くのところが9時~13時半の預かり時間で、それ以外の時間は費用が発生する、しかも預かり保育は最長で17時まで、おまけに給食費も別途でかかる。 私は子育てに対する行政の仕組みについてここまではさほど不満を持ってこなかったが、保育園と幼稚園の格差についてはかなり不満がある。 長時間預かってもらえる保育園がすべて無料で、短時間しか預かってくれない幼稚園には何かとお金がかかる。 管轄省庁が違うことなのか、特別なプログラムを持つ私立幼稚園等の特権の関係なのかなんなのか、このことが変更になる兆しが全く見えない。 ひと世代前から圧倒的に定着している核家族化や、危機的な少子化の中で、働いている働いていないに関わらず、望む園にハードルなく行けるような努力がもっとできるのではないか、と思う。 まあこの問題に直面するまでは、私は悠長に全然不満なんてないです、と言っていた方なので、いかに自分の社会的問題意識が狭小であるかを思い知らされるけども。 それに、もちろん無料の保育園に行くこともできた。 けれども今の園が良かったから、その事情を知ってその上で入園している。 だからこの状況は致し方ないのは承知しているが、幼稚園の慣らし保育は長く、9時半に預けて11時に帰ってくるなんて日が続くと、仕事も何もできたものではない。 幸い、保育園併設のこども園なので、そこは頼み込んで慣らし保育の期間をかなり短縮してもらっているが。 無論、保育園の方への変更希望を出し続けている。 どなたかが何らかの理由で転園するのを待つという、何だかハイエナのような気持ちで保育園の方への変更を待っている。 息子は初日は大泣きしていたが、すぐに状況を理解したようで翌日からは腹が据わった様子で園に入っていった。 大きな木々がたくさんある公園が近く、新緑が美しくて、私も初日は滲んだ涙で新緑がさらにきらきらと見えた。 がんばっている。 実に勇敢だ。 まだ数日なのでよく分からないが、息子はこの園が好きになれるのではないかと思う。 少なくとも、悪くない、と思っていそうな気がする。 人数の多い大規模園だが、空間的にも広いので、ひとり遊びをすることもそれなりに許されるような感じである。 同世代の子たちと積極的コミュニケーションを好む方ではないので、ある程度自由に過ごせるのが良いのではないかと思う。 けいこが応援で来てくれているので、仕事もしつつ不規則な日々を送っている。 そんな中で私は「ロングバケーション」を食い入るように観て、月額課金してしまったので勿体ないからと「ミステリと言う勿れ」を観ている。 「ロングバケーション」はやはり絶品だったし、「ミステリと言う勿れ」もなかなか面白い。 <YouTube> ⇒そんな読み方アリ?!万葉仮名【古代日本人が漢字と戯れた理由】- お字書き道TALKS #021 <note> ⇒【永久保存版】国が運営する歴史資料等検索サイトまとめ ⇒キラキラネームが消滅!?2023年現在名前に使える文字全部【1/3】 ⇒時に裁判騒動!キラキラネームは伝統文化!?明治・大正時代の実名実例集【2/3】 ⇒キラキラネームが消滅!?2023年法改正案について【3/3】
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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