アロマティカスがいよいよぐんぐん伸びて、このままでは鉢を自分で倒して自殺をしてしまいそうな感じになっているので、長く伸びすぎているところを切って水挿しにする。
植物を切る、という行為はなんだか痛々しく思えてしまって私はあまり好きではない。 でも、間引きや剪定という言葉があるように、あるいは人間が髪や爪を切るように、必要に応じて切ってあげることは植物にとっても過ごしやすくなったりするのかもしれない。 どうなのだろう。 水挿しにする手前、何枚かは葉っぱを落とさなければならない。 まだ青々と瑞々しい葉っぱをそのまま捨てるなんて、と葉っぱを濡らしたキッチンペーパーに挿しておくことにした。 葉っぱから根が出てくるということを何かの記事で読んだことがあるからだ。 数日後、水挿しにした茎のある方は水の中でぐんぐんと根を伸ばしてきた。 先端部はぴょこっと動物の赤ちゃんとその風合いはそっくりな新しく小さな葉が出てきている。 私が植物が好きなのは、伸びるからである、増えるからである、成長するからである、動くからである、静かに、黙って。 そして、記事の通り、切り取った葉っぱからもちろちろと根が伸びているではないか。 生首のような葉っぱから手足が生えてきている様相である。 植物の葉緑体が持つ光合成という能力は本当に底知れない。 また、アロマティカスの成長力は本当に著しくて面白い。 秋が深まらないうちに土に植え替えようと思う。 そしたら欲しいと言っていた生徒さんにプレゼントしよう。 句会の締め切りが迫っている。 全然できていないのだが、間に合うのだろうか。 最近はいつもそんな感じだけれど、最近の中でも最もできていない。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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