体調が優れなかったのは8割5分くらい平常に戻ってきた。
こんなに長い間お酒を飲んでいないのは随分と久しい。 こんなに真面目に処方された薬を飲んでいるのも珍しい。 煙草は吸っているけれど。 変な言い方だけれど、煙草は健康のバロメーターになる。 前にぶっ倒れたときには煙草なんて到底吸いたくなかったし、吸っても「不味い」と思った。 治りかけに恐々一本吸ってみると、元の感じで美味しくて「はあ良かった、煙草が美味しい」などと思ったものだ。 「アホスープ」.というスペイン料理のにんにくのスープを飲んだら、とても汗をかいた。 猛暑のアスファルトを歩いていて汗が流れる、辛い食べ物を食べて汗が流れる、ということがほとんど私が、ひと滴かふた滴の汗を流してスープを飲んだ。 なんでもスペインやフィリピンでは、薬膳として食べられているスープらしい。 にんにくと芽キャベツと玉ねぎとベーコン。 芽キャベツは身にキャベツなわけだけれど、ぎゅうっと葉っぱが詰まっていて、本当に小さな小さなキャベツそのままの様相でかわいい。 それらをカットして炒めて、塩胡椒と鶏がらスープで味付けしたシンプルだけれどパンチ力のあるスープ。 そこにフライドに近い目玉焼きを乗せて、こんがりと焼いたフランスパンを千切って入れて浸して食べる。 目玉焼きを潰して混ぜると、パンチ力は乳化されて角を丸くした。 カリカリのフランスパンはさながら大きなクルトンで、スープをいっぱいに吸ってたらんたらんになった。 麩とかワンタンとか、こういうたらんたらんになった食べ物が結構好きである。 スープは吸っていないけれど、食感だけで言えば湯葉も好きだ、たらんたらんで。 「アホ」というのはスペイン語の「にんにく」。 日本では「アホスープ」という言い方がされるところではされるようだけれど、「ガーリックスープ」か、「スパ・デ・アホ」のどちらかの方が納得がいく。 外は、酷暑だ。 今日は時間があるから「セッション」でも観ようか、「ぼくらの17-ON!」でも読もうか。 その前に、ずるずると桃の皮を剥いて、むしゃりとかぶりつく。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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