最近息子の成長が著しい。
まず、二足歩行がとても安定してきた。 はいはいする姿がほとんど見られなくなって、もう少しで走れそうである。 おそらく二足歩行によって、彼の世界は著しく広がり、重力のかかり方も体の支え方も酸素のいきわたり方も、あらゆることが劇的に変化しただろうと思う。 最近のほとんど成長は二足歩行の安定に端を発して、様々な変化に結びついているのだろうと思われる。 そして一番の変化と言えば、これまでほぼ流動食を食べていて少しでも固形物があるとおえっとなって受け付けなかったのだが、なんと手づかみでつくねを食べた。 もぐもぐ、しかもひと串、三つの肉団子を。 もぐもぐ、もぐもぐ、口も良く動いている。 今までは舐めるようにしか食べていなかったのに。 柔らかめで味も薄かったので食べやすかったのは分かるが、いきなりのことでたいそう驚いた。 これまで結構悩んできたので不意に涙が出てしまいそうだったのだが、二個目でビデオを回して早速いもうととけいこに送る。 その数日後、機嫌が悪いと思ったらなんとお腹が空いているというアピールだった。 息子はお腹が空いていると訴えてきたことが、私が理解する上では一度もない。 だいたい、時間を見計らって捕まえて食べさせていることがほとんどである。 ぶどうパンをあげるとこれまた軽快に口をもぐもぐさせているではないか。 しかもレーズンもまったく気にせずに食べている。 これまで、友人たちや保育園の先生や友人の歯科医や小児科の先生や発達支援センターの言語療法士などに相談してきて「いろいろなものをチャレンジしつつ様子見」と言われ続けた息子の大きな一歩が進んだようだ。 やはり、いろいろチャレンジすると言っても子どもに無理強いすることは本当にできないので、機を待つことで良いのだと思う。 元保育士の友人が「その子が困ってなければ大丈夫」という言葉は本当にいつも支えになっている。 どろどろのものでもカロリーはとれているし、息子本人はこのことで一度たりとも悩んではいなかったと思う。 勝手に悩みたてていたのは、周りの大人ばかりである。 そしてまた変化と言えば、怒る、という表現が板についてきたことだ。 今までは不機嫌になっても他の代替案を出すことでおさまっていたことが、継続する明確な怒りを声や地団駄や体の反らしで伝えてくる。 だいたいが「やりたい」という意思が思い通りにならないことによるものである。 その「やりたい」ということは大半は危険を伴うことだったり、面倒なことだったりする。 力も強くなっているので、これはなかなか先が思いやられる。 他にも、テレビ番組の登場人物や親の仕草の真似が素早くできるようになった。 できる真似事のレパートリーも増えている。 意味のある言葉はまだなのだが、「わんわんわんわん」と言うと「ぅわぅぅわぅぅわぅぅわぅ」と返してくれる。 名前を呼ぶと両手を挙げる。 息子ではない名前を呼ぶと反応しない。 可愛い。 べらぼうに可愛い。 しつこいですが、狼煙展まだやっております。 今月30日で一旦展示は閉めます。 もしよろしければまた最後にのぞいてみてくださいませ。 竹内恵美子 狼煙展 https://emikonoroshi.thebase.in/
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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