句会があった。
隔月に一度、かれこれ2年ほど参加しているであろうか。 今は日常的に作ることもなくなってしまったのだが、一日一句つくると良い筋トレになるだろうなあと思う。 今回の句作。 上三つを投句した。 缶蹴りで悪戯仕込む天高し 笑い皺桁数増える十一月 急くときに枯れ葉やはらりかすめたり 膝が触れ魂胆の色濁り酒 林檎パキリ紅潮する少女A 引越しの秋晴れの日の乾きたる 秋の陽を内ポケットに詰めた夕 (俳句置き場⇒「恵美子は行く」) 最近切実なものが作れないので、「桁数」とか「缶蹴り」とか、メモしてある面白そうな言葉から発想して作ることも多い。 ここ数か月句風が似通っている気がする。 同じような句を作ることが悪いわけでもないのに、何だかダメな気がしてしまう。 それは書においてもそうで、極めるよりは簡単な新しさを求めてしまう嫌いがある。 おそらく、自分に飽きられてしまうことは怖いのだと思う。 ちなみに、「林檎パキリ紅潮する少女A」というのは、破調だし何が何やらという感じだと思うが、自分ではこの不思議さが気に入っている。 私自身も何のイメージを思って作ったのかが分からない。 秋の句会は、きんと冷えた秋晴れだった。 その夜、あれなんだか風邪をひいたかしらと珍しく思って、うーむと考えたのち夜な夜なお味噌汁を作ってたくさん飲んでたくさん寝た。 一味唐辛子を振ったえのきのお味噌汁はカアッと温まってあぁーとなって、身体の細胞が活性化して良くなりそうな気がした。 ついでにビタミンCもいつもの3倍を飲む。 翌朝、身体がすかっとした感じがあって、見事に全快。 よく寝たことが最も効いたのではないかと思うが、風邪のときは「自作のお味噌汁に一味唐辛子を入れて飲む」ということが私の中のジンクスにでもなりそうである。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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