保育園で遠足があって、初めてお弁当を作った。
去年も同じイベントがあったのだが、その頃はまだどろどろの離乳食で、お粥にひじきの煮物を混ぜてひきわり納豆を乗せたものを持って行ったので、到底お弁当を作ったなんて言えないものだった。 納豆は息子の大好物なので乗せたのだが、これまでもこれからも納豆が入った弁当を見ることがないかもしれない。 今回のお弁当は、棒状のおにぎりは指定だったので、おかずを何にしようかと考える。 と言っても、息子が食べる確率が高いものは少ないので、自ずと中身は決まってしまう。 専用の弁当箱は持っていないので、冷凍に使ううさこちゃん(ミッフィー)のタッパーにした。 チキンナゲットと絹揚げ豆腐と人参の煮物、チーズオムレツ。 なんとまあ色のない弁当だけれど、食べてくれることが最重要なのでこれで良い。 チキンナゲットとチーズオムレツにはケチャップの赤をちょんとした。 チキンナゲットは先日あまり食べてくれなかったので、遠足の前日にケチャップを付けるとよく食べることを発見していた。 遠足ではとてもたくさん歩き、大興奮で楽しんでいたらしい。 お弁当も外の公園で食べて、ものすごい勢いで完食したとのこと。 良かった、本当に良かった。 お弁当を完食してくれるということがこんなに嬉しいなんて初めて知った。 給食は毎度完食するのにお弁当は食べなかったとなると、私はそれなりに傷ついてしまうかもしれないと思っていたこともある。 しかし、お弁当が毎日必要という幼稚園は、それが理由で行かせることをしないと思う。 多くのお母さんが毎日毎日お弁当作りをしていることを思うと本当に頭が下がる。 最近の息子は話が少しずつ分かるようになってきたらしい。 昨日は夫が日曜出勤で私も仕事だったので、急遽おばあちゃんに来てもらった。 おばあちゃんにすら抱っこを許さない息子だが、お母さんのお仕事中はおばあちゃんと待っててね、と前日からよくよく言い聞かせておいたら、なんと泣かずに待っていることができた。 お弁当も、おばあちゃんと待っていることも、全く何の問題もないという子もたくさんいるだろう。 というか、そういう子の方が多数だろうと思う。 しかし、これまでの息子からすると涙ぐましい大成長である。 各々の家庭のスタンダードで、たくさん褒めてあげたい。 息子へのお礼に電車に乗りに行く。 地下鉄よよりも外の電車が良かろうと、山手線に乗った。 眠くなることを想定して抱っこ紐に入れて。 程なくして息子は抱っこ紐の中で眠った。 もうすぐ12キロになる子を抱っこ紐で寝かせるのはそろそろ限界かもしれない。 私の背中にヒビが入りそうである。 息子は山手線半周分ほど寝て、最寄り駅まで電車を楽しんだ。 帰り道もそのまま抱っこのまま、電車を見ながら帰宅した。 存分にお母さんをチャージできただろうか。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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