初めて神宮球場に野球を観戦しに行ったり、豊島園にある庭の湯というスパ施設に行ったり。
思い出したかのように夏をやっている今年、私も逃さずキャッチできた気がして嬉しく思っている。 ちなみに私は野球にはさっぱり興味がないどころか、夜のスポーツニュースなどで野球について始まると反射的にチャンネルを変えてしまうほどだ。 多分恐らく、幼い頃、私がルールも楽しみ方も分からない野球に父や祖父によってテレビが占領されて、見たい番組が見られないという嫌な思いをしたことが原因のような気がする。 そして試合が長引いていればその後の番組が押されて、ドラマが時間通り始まらない、あるいは、当時の録画機能では遅れた開始時間を察知することができず、60分丸ごと忌み嫌っている野球を録画してしまった、なんてこともあったものだ。 まあでも今は、野球は国民的スポーツなわけでこんなにもたくさんの人を魅了しているのだから、私がその面白味を理解していないだけだろう。 と言っても、私は各種スポーツ観戦にものすごく深く興味が持てるとは思えないのだけれど。 しかし、神宮球場は気持ちが良かった。 休場は当たり前のごとく丸くて皆が見渡せて。 空が広くて丸くて。 グラウンドはつるりと整備されていて絵みたいで。 とても蒸し暑い昨日だったけれど、私にとってはそこでビールを飲むには丁度良いくらいの気候だったし、人々の熱気の上から時折吹いてくる夏の夜風は心地よいものだった。 野球は合間合間の時間が長いので、生の試合をだらだらと観戦しながら飲むビール目当てで来ている人も多いと思う。 昨日は通常700円のビールが半額350円だったというのもあるのかもしれない。 テレビ観戦のみならず、ビールの値段に関わらず、シーズン中は何度も球場に足を運ぶという人も多いだろう。 デートらしきカップルも多かった。 球団が売買されたり、名だたる大企業スポンサーがいくつも付いていたり、花火が上がったり、チアガールが踊ったり、始球式と途中の場和やかしに氷川きよしが出てきたり、各種応援グッズが充実していたり。 そんな訳も、頷ける。 前の席の30代くらいの男性ふたりがビールの大きなカップを6個くらい積み上げながら球団歌を熱唱していたのと、外人さんが英語を張り上げて応援していたのは印象的だった。 野球選手のお尻が大きいことくらいは知っていたけど、ピッチャーの投げる球が思っていたよりもヒュンと速球であったこと、ピッチャーのお手玉のように扱う白い粉袋、意外と長い距離を走らねばならない広いグラウンド、ひたすらに黒子のように球拾いバッド拾いをしていた小柄で機敏な男性、スライディングを本当にすること、飛球が来たら避けられそうにないこと、筒香がすごくて人気なこと、そんな普通のことを身をもって知ることができた。 豊島園の「庭の湯」は水に浸かるのやパチャパチャするのが好きな人にはとてもおすすめである。 レンタル水着があるので手ぶらで行ける。 顔を付けてはいけないので泳ぐプールではないけれど、プールのような広さがあったり、露天風呂があったり、サウナや岩盤浴があったり、マッサージチェアがあったり、昼寝の畳部屋があったり。 フィリピンの温泉プールは泳げたから良かったけれど、積極的にリラックスするのであればここも負けてはいない。 汗が上手にかけない私はサウナも岩盤浴も辛かったけれど、定期的に通えば気持ち良く汗がかけるようになるのかもしれない。 底から強烈なジェットが出ているプールがあって、その上に足裏を当てると自分がロケットになった気分がして楽しかった。 そして今日、国立新美術館で会期中の読売書法展に伺う。 作品数がとてもとても多くて全然全部見切れない。 書道をやっている人ってこんなにもこんなにもたくさんいるのか、と単純に驚く。 併設されたショップで、猪豚の真っ黒で穂の長い筆と、アイロンでやる裏打ち用紙を買って、Amazonでコンパクトアイロンまで買った。 アイロンをかけて着る服は着ないので、アイロンは持っていない。 美術館の奥にある、座り心地の良い椅子で休憩がてら夏のお出かけについてを書いている。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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