勝手に心配していたいもうとのあかちゃんは比較的スムーズに出てきてくれたらしい。
さすが3人目である。 まだ彼女らは入院中なのでLINEでしか話を聞いていないが、いもうと曰く、先生が子宮口を4センチからさらにこじ開けてくれて、途中へその緒を赤ちゃんが踏んでいて苦しくなってしまっていたので吸引で分娩したとのこと。 私が驚愕したのは、赤ちゃんが外部の手によって引っ張り出せるということ。 ちなみに私もいもうとも、子宮口の開きやすさなどの面でどうやら難産タイプの身体をしていると思う。 うまく言えないが、難産タイプのお母さんから経膣分娩する場合、赤ちゃんの意思なしには出てくることが難しいのではないかと思う。 温かくて安全な子宮の中から、暗くて狭くてぎゅうぎゅうで苦しい産道を通り抜けて未知の場所に出るわけだから、赤ちゃんにとっても相当な覚悟なのではないかと思う。 現に、いもうとの第一子、第二子もそんな感じだったようだし、私の息子の場合、まだ腹の中にいたいところを無理やりの陣痛促進剤の締め付けに遭い、ストレスがかかってお腹の中でうんちをしてしまったのではないかと想像する。 がしかし、今回のいもうとのケースは、予定日まで1週間もある39週の予定分娩でもものの4時間ほどのスピード出産だったようだ。 産科医の腕が良かったこと、経産婦であること、無痛分娩により痛みがほとんどなく母体が元気であったこと。 色々と良い条件がそろっていたのだろう。 直前で逆子だったのを先生がぐるりと回して、子宮口に頭をはめ込んだらしいと言うのだから、中の赤ちゃんはぎえええええとなったのではないかと思う。 とにかく、二人とも無事ということが何よりというか、もうそれで良いのだ。 そして、おばの私は、三人目にしてようやく名付け親を勝ち取ることができた。 私は名前を考えることが本当に大好きで、これまでも生徒さんのお子さんを図らずも名付けてしまったことさえある。 一人目、二人目のときもたくさん提案していたのだが、採用されたことはなかった。 今回は一人目二人目の名前に入っている「珠」という字を使うことが条件だった。 「花珠(はなみ)」という。 まるくてふんわりしておだやかで、良い名前なのではないかと思う。 私の名付けは、苗字と合わせて字面が良いこと、画数は一切何も見ないこと、強い願いを込めないこと、奇抜な漢字を使わないこと、ありそうであまりないこと、このようなことを大切にしている。 温めている名前は、例えば私が二十歳から二年ごとに四十歳まで生み続けたとしても余りある。 まあでも結局またそのときそのときで新たに考えるのだろうけれど。 今回のように、ある漢字を使う、とか、読み方の音は決まっているけど漢字が決まらない、と言った場合にも、発想が膨らむので楽しい。 ほやほや新生児の花珠ちゃんを見に行くのが楽しみである。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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