出品を終えて一息ついて、変な時間に夕寝してしまったものだから眠れない。
翌日のお題も四苦八苦して書き終えて、さてどうしようか、秋の夜長だ。 家で本を読む気にはなれない。 ちなみに「ドグラ・マグラ」はまだ読んでいて、2000ページ中1600ページには達している。 そうだそうだと、amazonでビデオを探してみる。 ざっくざっくと観るものはたくさんあるのだけれど、結局全然観ていない。 洋画よりも邦画かなと、いつか誰かが漫画が良いよと言っていた「海街diary」を見ることにした。 是枝監督の作品をそんなに知っているわけではないのだけれど、私の中では「誰も知らない」からぼんやりとした、でも分厚めの信頼を持っている。 綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが四姉妹として出てくる。 映画を見るときに、何て美形姉妹なんだ、なんて思う必要は無いのだけれど、何て美形姉妹なんだ、と思う。 これだけきれいだったら周りもそのことを言うのではないかと思うのだけれど、物語の主軸はそこではなく、彼女たちが美形であることに端を発しているエピソードはない。 複雑な家庭環境であったとしても、結果的に、帰る場所、全幅の信頼を置ける人、がいるのといないのでは、もしくはそれを自覚しているか否かでは、おそらく人格にも差が出る。 それは別に、血縁でなくても構わないと思うけれど、“絆主義”というものはいつの時代も確かに存在するものなのだろう。 “主義”というのはそれを採用する人が自発的に思っているだけで、実際に叶っているかどうかは別の話だと思うけれど。 先日二度目を観た「天国から落ちた男」についても、そんなことを思った。 広義的に、私の中のひとつのテーマなのだろうと思う。 もうひとつ、これもいつかに誰かから勧められていた園子温監督の「ラブ&ピース」。 こちらは突飛なファンタジーなのだが、何だか泣きたくなった。 先の2作よりも訳の分からない感動があった。 今まさに観終わったところなのだけれど、私が分析を苦手とするジャンルについての感動だったらしく、胸がじんわり熱くて何とも語れない。 最近100円ローソンで売っているほたるいかの干物にはまっていて、私はそれをライターであぶりながらいいちこの水割りを飲みながら観ていた。 ほたるいかは肝の部分が少し苦くて、じっくり旨い。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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