けいこが送ってくれたちび蒲郡みかんをせっせと剥いて食べる。
一つひとつ、微妙に味が違ってかわいい。 久しぶりに大好きな食パンを買ってトーストする。 以前この食パンを「水みたいなパンだ」と形容したけれど、今はあまりそうは思わなくなった。 でもやっぱり美味しい。 バルミューダのトースターを買わなくても、2000円ほどのトースターでも外はカリッと中はもちっと焼ける。 インフルエンザになって買い換えたマットレスは、なんだか寝起きが良い。 点で支えられているような感じがして身体が沈まず、負担が少ないのだろう。 普段使いのバッグ、シャンプー、マットレスと、これまで絶対に買わなかったような値段のものに、質を優先してランクアップさせてきた。 すべてはコストパフォーマンスなわけだけれど、たまに使うものではなくて、毎日使うものにはきちんとお金を出したい。 自分にとって良いものを良いと選び取れる勇気を持ちたい。 自転車を行きつけの自転車屋さんに通りがかった際にメンテナンス。 タイヤの空気を入れてもらって、油をさしてもらって、鳴らなくなったベルを直してもらった。 タイヤの空気が満ちて、これまで太線の軌跡を描いて走っていたのが、鋭い細線を描いて走っている心地。 チェーンの回転もぬるりといって、漕ぎ出し上々。 年賀状の宛名書きのお仕事をせっせと進める。 他人様の年賀状を表面も裏面も書かせていただくなんて、この年賀状は自分には来ないけれど、もし自分に来たら薄目で一瞥しながら一笑してしまうだろうか。 今年中に友人の結婚式の招待状の宛名書きも依頼があって、自分の年賀状もあって、いろんな住所といろんな名前と戯れる年末になりそうである。 宛名書きは書き急いではいけないし、実際急げもしない。 乗ってくるまでじっと我慢して遅々しこしこと書き進めるしかない。 やがて訪れる、かもしれない、ランナーズハイならぬライターズハイまで。 私が宛名書きをしている間、奥田民生は全体として怠けて見えている自分が陰でこそこそ頑張っていることを歌い、宮本浩次は全体として世間の男に対してあるいは自分に対しての憤りの文句を応援歌として叫んでいた。 それぞれに、よく使いがちな言葉があって、言いたいことの傾向がにじみ出る。 私がそう聞こえているだけにすぎないけれども。 あれとこれとあれとこれと、やりたいこととやらなければならないことが山積している。 そういうときほど、それらをそっちのけにしてブログを書きたくなるのはなぜだろうか。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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