保活、という言葉はいつから市民権を得たのだろうか。
正式名称は、保育園活動? 略語はこそばゆくてあまり使わない私であるが、保活ほかつホカツ、保活はどんどん使って行こうと思う。 と言うのも、保育園活動、というのも何だかしっくりこないからである。 幼稚園も含むとなると、幼活になるのか、ならないのか。 Wikipediaによれば、自身の子を保育所に入れるために保護者(親など)が行う諸活動を指す、とのこと。 さて、保活が始まった。 今の保育園は2歳児までで、来年の3月で必ず卒業となる。 1歳になる少し前から行き始めて、早2年が経とうとしている。 息子は、現在保育園では最年長だ。 今の保育園の先生や、調理師さん、保護者の方たちから少しずつ情報収集をしてみる。 保育園の先生たちのお子さんはなんと皆同じ幼稚園に通っていたそうで、急遽幼稚園という選択も出てきた。 幼稚園は、文部科学省所管の学校教育施設。 保育所(園)は、厚生労働省所管の児童福祉施設。 法律上は、幼稚園は学校教育法、保育園は児童福祉法、ということらしい。 幼稚園は13か14時くらいまで、基本的にお弁当。 保育園は18時くらいまで、基本的に給食。 幼稚園は面接。 保育園は抽選。(親の勤務体系による点数評価) 大雑把にこんな理解をしていたので幼稚園はありえないと思っていたが、今は園ごとに特色が様々で、徐々に幼稚園と保育園の差は縮まっているようである。 幼稚園でも18時までの預かり保育があり、完全給食、週に何回か給食というところもあるらしい。 選択肢は多い方が良い、というのが一般論かと思うが、これに関しては実に悩ましい。 選択という行動は何であれ思いのほかパワーを要するもので、検討事項が増える分だけ重荷が増える。 ・園までの距離(無論近いに越したことはない。幼稚園は園のバスもある。電動自転車の購入も検討。) ・できれば基本的に給食が良い ・日当たりが良い、風通しが良い(文字通りの意味で。私は、日当たりと風通しが良ければ結構いろんなことが大丈夫な気がすると本気で思っている節がある。) ・園庭はどちらでも良い(このあたりは広い公園が多い) ・英語や知育などの教育プランは特にこだわらない ・大規模園より小規模園(これは成長するに際して悩ましい) ・見学時のフィーリング こんなところだろうか。 フィーリング、というところにすべてが集約されてしまいそうだけれど。 近い、給食、日当たり風通し、あとはこれを凌駕するポイントがあればそちらを優先するといったところか。 息子はとても人見知りで、新しい環境を嫌がるので、今の保育園のお友達が一人でもいてくれたらなあとも思う。 しかしそれを優先事項にすると、最終的に何らかの理由で別になる可能性も大いにありうることからやはり優先事項にはできない。 私は保活においてとっても悩んでいるのだが、なぜ悩ましいかといえば、最大の理由は基本的に自分のことではないからである。 自分のことなら責任は負えるし、後の変更だって可能である。 しかしながら息子には選択の意思もなければ、後の変更の決定も基本的にはできない。 そんな彼の代わりに選択を肩代わりしてやらねばならない。 彼が生きてきた3年間でこの保活が最も大きな選択のように思っていて、私はその選択の責任から逃れたいと思っている。 しかしながらすべての選択を放棄して、園見学なしで近い順から手当たり次第に応募するということも嫌なわけなので、腹を括って保活するしかない。 またしかしながら、ココだ!というところを仮に見つけられたとしても、そこに入れるかどうか分からないのが、保活への意気込みを萎れさせる。 保育園幼稚園は毎日のことである。 息子にとっても私にとっても毎日のことである。 さて今から元気に見学に行ってこよう。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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