25歳のある生徒さんが初めて一人暮らしをするということで、別の25歳の不動産屋に勤める生徒さんに彼女を紹介した。
無事に物件を契約して10月1日から一人暮らしを始めるそうだ。 お見合いおばさんみたいなことができたのは何だか嬉しい。 この一人暮らしを始める方の彼女は、私にため口で話す。 7つも上なんだけどなあ、とか、あと一応先生なんだけどなあ、とか思わなくもないけれど、たぶん慕ってくれているという自然な現象でそうなっているのだろうからそれはちょっと嬉しかったりもする。 私にも年上なのにため口で話す女の先輩がいる。 ちょうど7つ上だ。 私はその人のことがとても好きで、いろんなことを教わったし、先輩の家にもトータル20泊くらいしていると思う。 他の先輩と話しているときにはそうはならないのにその人と話すときだけため口をきくのは、子犬が尻尾を振って近づいて、遊んでもらおうという魂胆を持っているからだ。 今私は生徒の彼女は子犬みたいでかわいいなあと思っている。 目がリスザルのように大きくて小柄なので、肩に乗せたいなんて冗談を言ったりもする。 「先生の家の家具ちょうだい」とか「先生遊びに来てもいいよ」とか言われる。 引っ越し祝いにアロマティカスの株分けでもあげようか。 いやでも株分けに成功した3つのアロマティカスは既に里親が決まっている。 もう一度親株を水差しにしようか。 あと、私は個人的に物件やインテリアがとても好きなので、お見合いおばさんのアフターフォローも勝手に手厚く行う。 採寸のこととか、私がよく見ているインテリアショップとか似たものが安価であるネットサイトとか、渋谷にニトリの店舗ができたこととか。 私はこういったものを見ていると本当に無駄に時間を潰してしまう。 今は引っ越す予定もないけれども、物件検索のアプリも2つダウンロードしていてよく見ている。 今の部屋は1Kなので、来客があるたびに寝具を片づける必要がある。 寝る場所をいちいち片付けるのはとても面倒だし、いずれアトリエのような作業スペースが持てたらなあと夢想するのが楽しい。 片付けなくても良いアトリエは結構切実に欲しい。 ここのデッドスペースにあれを置いて、動線確保のためにバタフライテーブルにしよう、この壁紙の色ならあんな色の軸装の書を飾っても良いかも、風呂はバスタブが無くてシャワールームみたいだけれど浸からないしかえって良いな、などなど。 本当に引っ越したくなってしまう。 引っ越しはお金もかかるしかなり重労働だし、移行期間の生活は圧迫される。 けれども、新しい住まい、新しい場所、新しい駅、新しい帰り道、新しいスーパー、新しい匂い・・・やっぱりものすごく高揚感がある。 生活の中で、そんな劇的な変化はなかなか起こせるものではない。 次に住まうところは、見晴らしが抜けていて気持ちの良い風が吹く部屋が良い。 アトリエも欲しい。 そんな予定はないけれど。 amazonプライムに「グレイズアナトミー」を発見。 数年前相当にハマっていた海外ドラマだ。 今見ると、前ほど興奮しなくなった。 依頼を受けた小さな命名書を仕上げ、やっぱりこれは可愛いなあと自賛する。 仕事を終えて、飲みに出かける。 新しくできた鶏肉のお店。 結構久しぶりに、「これは旨い!」と思った。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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