朝からブイーンガガガガゴーーーーとミキサーを回す。
ブレンダー、は、すりこぎのような形で手で持てて、ボウルや鍋にそのまま入れて材料を粉砕、攪拌するもの。 ミキサー、は、専用の円柱型容器に材料を入れて、機械に立てて粉砕、攪拌するもの。 フードプロセッサー、は、ミキサーの円柱型太い版。 と理解していたが、実はブレンダーとミキサーは同じものを指すらしい。 ミキサーと呼んでいるのは日本くらいで、英語ではブレンダーなのだそうだ。 日本ではブレンダーという呼び名のハンディタイプ商品が出回ったため、そのようなイメージが強い。 ちなみにフードプロセッサーは、材料を細かく刻むというのが主な役割のようで、どろどろのペーストにしたりジュースにしたりはできないらしい。 いずれも洗うのが面倒というのと、電気機器を増やしたくないというのと、私には使いこなせないだろうという理由で、これまで買おうと検討したことはなかった。 この度、離乳食作りにと1万円ほどの結構良いものを買った。 あらゆる電気機器を使うのに私は多大な苦手意識があり、しかも説明書を読むのが大嫌いなので、使いこなせるだろうかと思ったが、説明書を全て夫に読んでもらい使い方を説明してもらったのですんなりと使うことが出来た。 説明書くらい自分で読むべきとも思うし、それほどまでに難しいものでもなかろうけれども、私にとって本当に億劫なことなので、やってもらえるのは本当にありがたいことである。 すりこぎとすり鉢でごりごりやるのは、息子が食べてくれなかったことも大いに理由にあるが、もう本当に気持ちが萎む。 片や、ミキサーは粗く刻んだ材料をもう本当に瞬時に粉々どろどろにしてくれる。 前にも書いたが、息子の場合、最初に食べなかったのはのどごしという理由が大きかったようなので第一次離乳食問題はこれにて終焉を迎えた。 玄米、人参、ブロッコリー、さつまいも、じゃがいも、コーン、玉ねぎ、キャベツ、しめじ、ほうれん草、卵、ささみ、など、その時ある食材を刻んで鍋に放り込み、水で煮てミキサーにかけて出来上がり。 あまりつぶつぶしておらずどろどろで、うす甘いのが息子のお気に入りである。 カツオ粉や煮干しをミキサーで砕いたものをふりかけにしても食べる。 普通のご飯よりも水分も多めだし、炭水化物もタンパク質もビタミンも入っている完全食ではないか。 一汁三菜になんてしなくても十分のように思える。 すでに生後8ヶ月だが、この流動食をいつまで食べるのかよく分からない。 そして、離乳食のみでもミキサーを購入した価値は十分であるが、せっかくなのでミキサーを使って定番レシピを何とか編み出せないだろうかと思案している。 簡単、美味しい、普通に手に入るコストパフォーマンスの良い食材、使い勝手が良い、比較的飽きない、アレンジも可能、というのが定番レシピ入りの条件である。 インターネット検索ではフルーツジュースレシピが多いが、フルーツジュースは日常的飲まない。 これなら良さそうとやってみたのが、玉ねぎドレッシングである。 玉ねぎを粗く切ってミキサーでジュース状にし、鍋に入れて醤油、みりん、砂糖、お酢、オリーブオイルを適当に混ぜ合わせて火入れをしたら出来上がり。 カツオ粉や人参ペーストや胡椒などを入れても良い。 所謂、バイキングなどに並ぶ玉ねぎ和風ドレッシングである。 温野菜はもちろん、鶏肉や豚肉を焼いただけ茹でただけで、この玉ねぎドレッシングをかければ随分と立派になる。 ようやく総合評価高く、定番レシピとなった。 毎日まいにち、離乳食以外にもご飯を拵える身としては、レシピがマンネリ化していたのが気になっていた。 しかしなかなか長く愛せそうな定番レシピを開発するのは難儀なことなので嬉しい。 今日はパセリドレッシングなるものを作ってみる。 パセリとにんにく、粉チーズ、オリーブオイル。 まだ食べていないが、私はパクチーなど青臭い野菜が好きなので期待している。 パセリは玉ねぎよりも手に入りにくいので、定番入りは難しいかもしれないが。 つかまり立ちを完全マスターした息子は危なかっかしさを増している。 「いないいないばあ」の番組は例に漏れず齧り付いて見ている。 今まで私は、子育て関連の内容を扱っている読み物にあまり食指が動かなかった。 子育ての苦労を語られても、好きでやっているのだろうというくらいにしか思っていなかった。 しかしながら今自分がこんなにも子育てについて書いてしまう。 それだけ子育てまみれだということに他ならないのだが、おそらく、子育て関連の内容はほとんど子育てをしているお母さん中心の需要のみでその他の人は興味を持たないだろう。 しかし、子育てをしているお母さんたちは、少しでも有効で即時的な方法論を常に求めていると思う。 どんなに情報が手に入りやすい時代になっても、四六時中の子どもとのコミュニケーションについては確固たる正攻法などどこにも存在しない。 逆に今限定で、子育てというコンテンツを私は持っているのかもしれない。 何をどうやるか、本当にやるのかは置いておいても、何かやるには十分なコンテンツのように思う。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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