あぁもうすき家でひとり牛めしを食べるのが幸せな日常があって、グアムの鮮度は失われてしまった。
これまで引っ越し回数が多めな私だが、なぜかいつも近所にはすき家があって、半年に1回ほど「今日はすき家だ!」と思う日が訪れて牛めしを食べる。 普通のにしておけば良いのに、昨日は何だかおろしポン酢牛めしなるものにしてしまった。 薄紅色の紅ショウガをたっぷり乗せて、七味もたっぷりかけて。 ランチセットの味噌汁とサラダを付けたら700円という値段だった。 すき家に行くのに700円は高いと思ってしまうのだが、今や日本は世界でもかなりの物価安国ではないかと思われる。 しかも、美味しくて、清潔で、安全で、席について食べられる。 加えて円安ドル高の今、外国人はもっともっと日本に来たら良いのにと切に思う。 牛めしセット700円、グアムで同じものを食べたらたぶん12ドルくらいだと思われる。 両替手数料を入れて1ドル150円とすると、1800円。 驚愕の値段、驚安ではなく、驚高。 グアムやハワイやシンガポールに最近出かけてきたという話を聞くと、皆口をそろえて「高かった!!!」と言う。 家族3人で、フードコートのようなところで朝食を食べるだけで5~6000円、マクドナルドで5000円、ハワイのつるとんたん28000円、なんて話も耳にした。 グアムの記録としては、 ホテル内のレストランで、ローストビーフ、ビーフステーキとラムチョップ、フライドポテトに瓶ビール大瓶3本で230ドルほど、およそ34500円。 現地のファミレスのようなレストランでチーズバーガーセット15ドル、2250円。 タイ料理屋で4品とビール6本くらいで130ドル、19500円。 空港内のペプシ600mlは4.5ドル、675円。 サンドイッチ2袋、水ペットボトル500mlを3本で40ドル、6000円。 ハーゲンダッツ1カップ4.5ドル、675円。 ホテルの洗濯機1回2ドル、350円、乾燥機別。 一つひとつの食事の量は多いので量的には満足であるが、頭の中で1.5をかけて一瞬戸惑ってしまうくらいの金額である。 だんだんこの値段感に慣れてくるのだが、ふと日本でこれを食べたら何円か、と考えてしまうと辛くなる。 もちろんスーパーなどではもっと安いけれど、これが日常だったら困る、という感じだった。 日本語が通じるほどのグアムでは、日本の商品も数多く売られていた。 輸入品だから高い、というのは分かるけれど、それをも超越した値段でもあった。 S&Bのとろけるカレールウ8皿分、5.79ドル、約870円(日本なら200円もしない) 赤いきつね、緑のたぬきカップ麺、3.99ドル、約600円(日本では150円くらいか) クッキーのようなカンパン、5.69ドル、約850円(日本では200円もしないだろう) MARIEビスケット箱、3.29ドル、約495円(日本では250円くらいか) また、島内は電車がなく、観光客向けのバスで移動をしたが、ひと乗りで5ドル(750円)。 最初「5$」という表記を「5¢」と見間違えて、「さすがに公共交通機関は安い!でもまあそのくらいだよね!」となった。 5セントは7.5円くらいで、よく考えればそんな金額でバスが乗れるはずもないのだが、「多くの外国は日本より物価が安い」という感覚が骨の髄において自分の身体に染みていることに気が付いた。 そういうつもりはないのだが、そんな傲り高ぶったような嫌気のさすような思いがした。 夫の妹さんが支払いをまとめてくれていて、その請求はまだであるが、旅の実感からさらに遠のいたころ、再度目をむくことになるだろう。 安い!美味い!キレイ!安全!質が良い!と日本はもっと売り出したら良いのにとやはり思う。 グアムはいくつもの意味で”簡単な”海外であり、事実そうであった。 色んな意味で簡単であり、居心地が良かった。 今回海外に行ってこのタイミングで日本との違いを知ることができて良かったと思う。 こんがり日焼けも物価高も、総じて良好な旅であった。 <YouTube> 【書道家対談シリーズ④(後編)】「FNS歌謡祭」「僕らの音楽」「SMAP×SMAP」の秘話から書道家転身まで!板谷栄司with鯖大寺鯖次朗 <note> 外来単位の漢字!(メートル法VSヤード・ポンド法とか)
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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