おばあちゃんの亡骸を前にストロングゼロを飲みながらこれを書いている。
一昨日は上の孫が、昨日は下の孫が、今日は私たち双子が最期におばあちゃんと一緒に寝る。 おじいちゃんは、死に顔、という感じだったけれど、おばあちゃんは本当にただ寝ているようだ。 ふとした瞬間に起き出すとは思わない。 永遠の安らかな眠りについたのだと、そんな感じで穏やかな顔で眠っている。 94年間病気という病気もせず、最後は少し苦しかったみたいだけれど、心臓を、身体を、使い切っで死んでいった。 おじいちゃんを追って逝ったとしか思えないタイミングでおばあちゃんは生涯の幕を閉じた。 あの世にはふたりの息子とおじいちゃんがいる。 私は死後の世界を信じないけれど、おばあちゃんは信心深い人だった。 だから、きっと、今ふたりの息子とおじいちゃんに再会しているのだろうと思う。 幸せになってね、と心から思う。 私が泣きながら酒を飲んでいるのを、眠れない姪が不審そうに見ている。 私はおじいちゃんよりもおばあちゃんと関わる時間の方が多かった。 おばあちゃんが好きだった。 私が大学に推薦で受かったとき、一番喜んでくれたのはおばあちゃんだった。 「あんたなら何にも心配いらん」と言ってくれた。 私にとっておばあちゃんは希望だった。 すごく、お世話になった。 綺麗事ばかり言うつもりもないけれど、涙が止まらない。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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