息子を保育園に送り届けて、その足で銀座に向かう。
銀座の高級デパートや高級ブティックには興味は無いのだが、画廊やギャラリーがたくさんあるので、最近はよく行く街のひとつである。 と言っても今日は高級デパートにやって来た。 帰省時のお土産にルスルスのクッキーを買おうと思ったからだ。 ルスルスのクッキーについては以前も書いたことがあるが、ある時生徒さんから差し入れでいただいて、「何これ!美味しい!」と驚いたことが出会いだった。 ルスルスについて即座に調べてみると、浅草と麻布と銀座松屋にある。 このときいただいたのは、小さな缶に入った星の形のクッキー。 値段を調べてみるとなんと1500円。 缶の中には10枚ちょっとの星が入っており、この小さな星はひとつ100円以上することになる。 ぎょっとしたのだが、レモン風味のアイシングクッキーは何だかただならぬ美味しさを感じたものである。 それから、東京に住んでいない誰かに会うときのお土産として度々使っていた。 その度に自分用にも買おうと思うのだが、どうしても割高感が否めなくて、思えば私はあの一度しかルスルスのクッキーを食べていない。 兄の家と友人の家に、ふたつの小さな缶を買った。 けいこにはバラ売りのクッキーを。 それだけで4000円を超える。 しかも小さな缶は以前よりも値上がりしていて1600円(税抜)であった。 同じ値段を出せば箱物の立派なお土産を買うことも出来る。 この小さな缶は見た目もこじんまりとしていれば装丁も全く派手さがない。 それでも私はこの小さな缶を東京土産として推す。 朝早く銀座に降り立つと、全然街が起きていない。 早くて10時〜、多くは11時〜の店ばかりだ。 10時よりも前に松屋銀座に着いてしまって、開店前の入口でしばし時間を潰すが、なんともその15分が長い。 10時きっかりに松屋は開いて、無事にお目当てのものを買うことが出来た。 ついでに食パンも買ってみるが、半斤367円とは高い。 エンゲル係数の低い過程で育った私は、高いものを買うときに本当にどきどきとする。 またついでなので、銀座シックスでやっている展示を見ていくことにする。 すると、銀座シックスは開店10時だが、展示室は11時オープンとのこと。 もうやることが無さすぎて、トイレのパウダールームでこれを書いている次第である。 あとは、書道用品店にも用がある。 11時開店なので展示室が開いたらひと通り見て、書道用品店に寄って帰ろう。 本当はもうひとつ、寄りたい画廊があるのだが、疲れてしまった。 それにしても、よくもまあ、寄りたい画廊がある、なんて言葉が自然と出てくるようになったものである。 カッコつけでも嘘でも誇張でもなく、寄りたい画廊がある、のである。 さてそろそろ開く。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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