休日、時間がある場合は、極力息子の思うままの散歩に付き合う。
と言っても、道に飛び出すのも、エスカレーターを逆行するのも危険なので、そういうのは逐一制止していると、息子にとってみたら全然自由に歩かせてもらえないと不満たっぷりに思っているかもしれない。 しかし、息子の思うままに行かせていたら、かなり高い確率で死んでいるのではないかと思う。 まあそれでもできるだけ本人の行きたい方向、やりたいことをやらせたい。 昨日は水たまりにスニーカーでばっしゃばっしゃと突っ込み、持っていたトミカの郵便車を水たまりで走らせた。 もちろん下半身はぐっしょりだ。 着替えを持ってきていなかったので、息子を担いで帰ったせいで、わき腹が筋肉痛である。 今日はトミカのパトカーを手に握りしめ、坂を見つけてはパトカーを滑らせ、時折「トトロ」の主題歌の「さんぽ」を歌いながら揚々と進む。 「あるこーあるこー」と歌いつつ、「だっこ」となることも多々あるけれども。 前に見つけて気に入ったらしいスケルトンのエレベーターに向かう。 息子はおそらく私のように方向音痴ではない。 自分が電車に乗りたいときは駅の方向に向かっていくし、スケルトンのエレベーターの場所だってよく覚えている。 スケルトンのエレベーターで上って、階段を下りて、またエレベーターに乗って。 10周くらいはしただろうか。 このエレベーターは使用する人があまりいないのが幸いである。 いつまで続けるのか、「あと一回にしよう」と言ったけれど、まだやりたかったらしく息子は大声で泣いて怒ってしまった。 ちょっと前言撤回、やりたいことはやらせたいけれど、本当にやりたいことをやりたいならその方法を自分で考えてほしい。 今は泣くしか方法がなく、それでは親を説得できないので、ある程度の地点で折れてもらうしかない。 ここまでで随分と動いているので、コンビニに寄ってジュースを買う。 食べ物に本当に興味がない子で、こちらが聞かないと食べたいや飲みたいをほとんど言うことがない。 疲れたからカフェでみんなで甘いもの食べよう!というのもできない。 そういえば休日には特におやつを求められることもないので、ついそのまま夕食まで間食なしになってしまう。 胃の小さな幼児にとっては血糖値が下がってしまう心配もあり、あまり良くないのでなるべくジュースだけでも飲ませるようにしている。 今日はドールのオレンジジュールを自分で選び、200MLをほとんどひとりで飲んでくれた。 このことも、息子にしてみれば実に珍しい。 その後、一目散に駅に向かって行ったので電車に乗る。 各鉄道の車掌さんや駅員さんは、時々小鉄くんたちに電車のカードをくれる。 今日も線路から離れようとしない息子を見て、乗務員室からカードを何枚か持ってきてくださった。 次はお外の黄緑の電車に乗るよ、黄色の電車に乗るよ、と言うと「やまててせん!」「そうぶせん!」と言って、話が通じるようになってきた。 以前は目の前の電車から離れるのに必死だったのだが、今は他の電車が別の場所で走っているということが想像できるようになったらしい。 最寄りではない駅で降りて、また公園に寄る。 私は三回目のワクチン接種翌日だったことや、花粉症がピークを迎えていることなどが重なり、身体をぎしぎしと言っていた。 たくさん歩いてさすがに息子も疲れたようでもう歩けないと言う。 仕方がないので、休み休み息子をおんぶして、途中で夫に代わってもらい、やっとのことで家に帰った。 トイレに行かせて着替えをし、手を洗ってすっきりしたら、珍しく「おにくごはんたべる」と言う。 お腹が空いたらしい。 5時だったけれど急いで息子のおにくごはん(ひき肉と玉ねぎ人参を炒めたものを白ごはんに混ぜたもの)を用意し、まだ食べそうなのでついでに納豆もあげておいた。 息子は疲れて寝るかと思いきや全然その気配を見せず、結局21時前に就寝。 普段保育園で2時間昼寝をしてくると22時過ぎまで寝ないので、現状の息子は昼寝は必要ないのかもしれない。 21時前に寝てくれたらひと仕事できる。 そういう一日だった。 まだまだ注射の左腕が痛い。
0 コメント
あなたのコメントは承認後に投稿されます。
返信を残す |
勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
|