今年の初め、もう少しブログの更新頻度をあげようとか何とか言っていた気がするが、あれよあれよと日が過ぎる。
あれよあれよ、だ。 あれよあれよ。 三連休、小中学生だった頃、サラリーマンだった頃には待ち望んでいた。 高校時代は土日も部活に明け暮れていたし日々が楽しかった記憶があるのでそんな感じはしなかった。 大学時代はもはや三連休の意味がよく分からないほどに休みだった。 今は三連休は少々気が重い。 私は休日に仕事もあるが、その間は息子を夫に任せることになり、その重荷感を思うのも多少心が苦しい。 また仕事が休みであれば家族3人で出かけるなどするのだが、基本的には息子の行きたい方向へとほとんど任せて進むため、電車に乗りに行くことが多い。 各駅停車などに乗って、ひたすらに電車に乗るのはまだ良いのだが、先頭車両で進行方法を見るために抱っこし続けるのは辛い。 彼は地上を走る電車に限らず、地下鉄の暗闇も進行方向を見たいと喚く。 彼が楽々運転席越しの窓を覗ける身長になるにはあと何年かかるのだろうか。 ちなみに、和光市から元町中華街まで延々と乗り続けて往復したこともある。 暇なのに、スマホを見ることも、オーディオブックを聴くことさえもかなわないのが、子連れ移動の悲しいところだと常々思う。 しかし私は、息子に対して何かしら偏りのある人間に育ってほしいと思っている節があって、熱中できる好きなことを極力妨げたくないという思いがある。 電車好きなどはいて捨てるほどいるが、何であれそれを好きなだけ堪能・追求できるのは、この世に生まれてきた大きな喜びの一つであろう。 もちろん親の都合にも合わせて、息子の好きを妨げることも多々あるが。 友人の息子さんが一時黄色にハマって、全身靴下や靴まで黄色のものを身につけていたことがあるのだが、そのブームが過ぎ去ってしまって友人はやや悲しく思ったそうだ。 それは私の偏りのある人間に育ってほしいという思いと同じのようで、たとえそれが今何の役にも立たず、その上将来何の役に立たなかったとしても、自分の好きなものを自分の思うようにこだわり続けられる人であってほしいと願うからだ。 ある見方をすれば、人と違うなんてことはそうそうないものだ。 個性的な芸術作品を作ろうなんざ、どれだけの人と比べてどれほど異なることが成せるのか。 そういう意味ではちょっとくらい変であってほしいし、ちょっと変であっても何にもならないのだ。 ならば、熱中できるものがあるその幸せを幼い頃から存分に嚙み締めてもらいたい。 しかしながら、言わずもがな私自身が熱中できるものがある幸せな人のひとりであって、それは他人の世話とは相容れない。 私自身の喜びに向かって、息子を放っておいてしまっていることも日常に多々あるだろう。 人間関係とは、親子であっても難しいものである。 三連休が終わる。 元気に保育園に行ってくれることこそが、日常の平穏の源である。 そして、息子は、一点の曇りなく、とってもとってもとっても可愛いのである。 ※春のいけばなとのワークショップの募集が始まりました。 <花と書の春のワークショップ> 3月20日(水・祝)と24日(日)の10時または13時から、明治神宮前にて <YouTube> しょうゆや老舗和菓子の筆文字ロゴを見てあれこれ喋ろうwith板谷栄司with鯖大寺鯖次朗-#067 お酒の筆文字ロゴを見てあれこれ喋ろうwith板谷栄司with鯖大寺鯖次朗-#066 <note> 三浦しをん「墨のゆらめき」を聴いてみた【Amazonオーディブル】 老舗お菓子店の筆文字ロゴまとめ(其の参)
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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