こっそりとブログのタイトルを変えてみた。
私が大学生の頃に初めてブログを作ったときのタイトルと同じ「勿忘草」。 大学生のゼミでサブカルチャーとしての「ブログ」がテーマで、自分もやってみないことには、と思ってそのときは半ば嫌々初めて公開日記を始めた。 あのとき、なぜ「勿忘草」というタイトルにしたのかすっかり覚えていないのだが、我ながらなかなか広く遍くな意味を持ちながらの気の利いたタイトルだなと思い再度戻してみることにした。 サブタイトルとして~ただの日々の雑記~と添える。 ついでに一筆書いて、トップの画像も変える。 書を写真に撮るときに既に乾いて紙に皺が寄ってしまっていたので、その自己撮影感を紛らすためにちょうどドライフラワーになっていたスターチスを添えて。 自分で作っているHPなのでやりたい放題できるから、また変えたくなったら変えようと思う。 兄に新居の表札の字を書いてくれと依頼を受ける。 「竹内」がどんなに様になりづらい字であるかは私だって「竹内」だからとうの昔から知っている。 「藤木」とか「晴山」とかそんな様になるカッコ良い苗字なら良かった。 だいたい、字形に差があるか、画数に差がないと格好も付けづらければ遊びも持たせづらい、というのは私のただの技術不足とも言えるのかもしれないが。 「竹内」は、私の中では「田中」と同じくらい様にならない。 全国の「田中」を敵に回したいわけではない、むしろ逆だ。 でも「田中」の方が「中」の最終画の縦画がびしっと決まればなかなか良くなるので「竹内」の方が様にならないと思う。 幼い頃から名前そのものと名前の字面に興味があった私は、苗字のみならず名前もまた無難なものだから、他の名前への憧れが強かった。 後に考えてみると、私は長らく、言ってみればつい最近まで、自分の名前と己が酷く乖離していたように思う。 しかも表札となると、石に刻印するわけなので、 ・濃い墨で、滲みはダメ ・あまり細くない線で ・連綿線はあまり出さないで ・かすれもあまり出さないで ・誰もがひと目で読めるように という制約がどうしても付きまとう。 本当に難しい。 今回、アルファベットの「TAKEUCHI」も書いてくれと言われているが、アルファベットの方が数段書きやすいほどだ。 それなりに苦心して幾つか書いて、画像で兄に送ると、「もう何パターンか見たい」とのこと。 兄が頑固で案外こだわり者であることは知っている。 私は自分の腕の無さと、「竹内」って何なんだとやや気を重くした。 しかし、表札だ。 家の看板だ。 そんなに大きくないにしても、そこに居住する家族だけでなく、お客さんや郵便屋さんも見る。 雨の日も風の日も雪の日も日照りの日も、いつもそこにあるものだ。 いつも自然に、威厳を持って、そこにあらねばならない。 もう少し書いてみるとするか。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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