コート2着とリアルファーをクリーニングに出し、メイク落としとアイライナーを買いにドラッグストアに行き、通販で買って届いた紙やら墨やらトイレットペーパーやらを荷ほどき、先方が間違えて送ってきた他人様の印を返信用封筒に入れてポストに投函、お金をおろして年金を一年分前納。
これだけするのに小一時間。 諸々のイレギュラーな雑用ごとは行うまで至極面倒だけれど、一気にやってしまえば達成感すら味わえる。 最近あまり野菜を食べていないとスーパーに行き、安売りしていたニラと大葉、牛豚合いびき肉とずっと切らしっぱなしになっていた料理酒を買う。 料理酒といっても大きめのパックに入った清酒で、いつかに、料理酒たる料理酒ではなく、清酒を料理に使った方が美味しいと思ったことがあるのである。 ニラと大葉と牛豚合いびき肉。 私は一体これで何を作ると言うのだろう。 まあでも、肉が入っていて美味しくないものはできない、というのが私の肉への信頼である。 ごった煮ならぬごった炒め。 ひき肉を軽い塩胡椒とにんにくで炒めて、5センチくらいにざく切りしたニラを投入、酒と豆鼓醤を入れて炒めたら味見、塩分が少し足りないと醤油を回しかけ、太目の千切り大葉を火からおろす直前に入れた。 適当に作って美味しい料理が作れると”料理ができる人”のように思えるかもしれないけれど、私の場合、別にそういうことではない。 良い感じのものができることもあれば、決して得した気分になれないものができることもある。 料理だって何だって、練習している頻度が高ければ上手くできる確率が高まる。 平均値を高めていく作業、というのが練習というものだ。 ごった炒めを料理と呼ぶかどうかは置いておいて、特に最近はほとんど調理をしていなかったにも関わらず、肉さまのおかげでこの炒め物は成功の方向にあった。 ニラと大葉の艶々青々とした葉っぱを肉と豆鼓醤の旨味で食べる。 ともすればニラの甘味と大葉が喧嘩するだろうかと思ったが、ニラの主張は大きなもので、大葉はふんわりと香るのみにとどまった。 大葉は最後に乗せるだけでも良かったのだが、少しだけ火を通したことで風味が飛んだのだろう。 二種類の緑を食んでいる、そんな気分が嬉しかった。 野菜を摂りたいという一抹の健康への不安の払拭できた。 これは連続して行わなければならないものだと思うけれど、とりあえず。 疲れていてまた座椅子で5時間ほど寝てしまう。 あー、と思いながら、目が覚めたので明日の提出物を書く。 5時半になる。
0 コメント
あなたのコメントは承認後に投稿されます。
返信を残す |
勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
|