エアロスミスもヴァンヘイレンもクイーンもディープパープルもガンズアンドローゼズもニルヴァーナもレニークラヴィッツもメタリカもエーシーディーシーも、私にとってはどれも全くもって懐メロではない。
年代的に言えば、オアシスだってブラーだってレディオヘッドだって、全然懐メロなんかではない。 といっても、これらが恐ろしく今の私を揺さぶるかと言うとそういうことではないけれども、ロックミュージックはとてもとても好きだ。 所謂ハードロックやメタルと呼ばれるジャンルはどんぴしゃという感じで聞いたことはないけれども、でもとても好きだ。 ちなみに、「懐メロ」というのを私は長らく「夏メロ」だと勘違いしていて、Tubeが歌うような、夏にヒットする海ソング、だと思い込んでいた。 ある人に、「最近ゴダイゴの曲がすごい好きなんです」といったら、「お前ナツメロばっかだな。ま、いいけど」と言われたことがあって、ゴダイゴって夏のバンドなのか、と一人腑に落ちない思いをした。 ほとんどのロックバンド名さえもほとんどここ3,4年で知ったものばかりで、私が突然ロックというか音楽を聴くようになって、そこから年代ばらばらに漁りまくって知った。 手当り次第と言えどそ漁りの主軸となった、曲入りでもらったひとつのiPodがあって、そこからランダムに流れる曲たちの中から自分の頭が引っ張られるものを、おそらく当時の中高生がそうであったように、ロックやらパンクやらの音楽経験を彼らに近しいメンタリティで拾い集めていった感じだった。 ただ今でも、どの曲がどの年代のもので、どの曲が有名でセンセーショナルだったかなどはあまり分かっていない。 あのときの本物の彼ら、を見ることは叶わないけれど、結局私は生で音楽が鳴っていることそれ自体がどんな種類の音楽であっても結構興味があるし、それに、多くの人が懐メロと呼ぶようなかつてのヒット曲は、どの曲だってその曲のフレームが強固なので聞いていて楽しいに決まっている。 コピーバンドの彼らが演奏する、彼らのそれら、も楽しい。 ロックミュージックのライブ経験の少ない私としては、よくやられるパフォーマンス、ボーカルとギターが背中合わせで歌ったり、アンプに登ってギターを演奏したり、ギターを持ち上げて弾いたり、そんなことが見られるだけでもエンターテイメント的に楽しくてたまらない。 ギターが前に飛び出してくるとき、そりゃあギターのシールドに引っかからないようにしないといけないよなあ、なんて無粋なことを考えながら、私がリクエストした「Don't look back in anger」でつい泣きそうになっていたりした。 と、まあ、そんなライブハウスに行って、とても良い夜だった。 自分にとっての麻酔のようにも思いつつ、音楽って楽しいよね、となんだか本気で言いたくなった。 一緒に行った人に、大音響の中で、ノリがジャズだね、と言われた気がしたけれど、どういうことなのだろうか。 確かに少ないライブ体験も、ロックよりジャズの方が多いようにも思うけれども。 さて、いよいよ年の瀬である。 甥と姪にあげるお年玉をあげようと薄々考えていたけれども、自覚的に薄々だったので全然何も用意できていない。 本年、お世話になりました皆さま、本当にどうもありがとうございました。 来年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 良いお年をお迎えくださいませ。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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