ちょっとした、というか私にとっては大層な考え事をブログ内でまとめていて、どうやら保存するのを忘れたようで全部消えてしまった。
WEB上に書き物をしている人であれば、こういった体験は一度や二度ではないだろう。 しかしながら、何度起こっても慣れることはなく、やるせなさと言い知れない脱力無力感が沸き上がる。 文章はある程度推敲した方が良いものになるというのは本当だろうと思うので、せめてもの慰めを自身にかけるわけだが、失われた労力と時間と熱量を思うとやはり愕然としてしまう。 ちなみに消えた文章は、なぜ書をするのか、なぜ筆で書くのか、書とは何か、という四方山話なのだが、私がいつもに増して私のために改めて問うてみたく書いたものでかなりの文量があった。 悲しい、あぁ、悲しい。 また書きたいのだけれど、今はその気が起きない。 悲しい。 日曜日はどこか出かけてみようとこども向け商業施設に出向いた。 こども向けだから楽しめるのではないか、と思ったがそれは大人の希望であって、こども向けが息子向けであるわけではなかった。 また、コロナ禍で空いているのではないかという甘い予測は当然ながら甘々で、普段よりは空いているのかもしれないが、やはり混雑していた。 私たち夫婦も息子も、混雑していると本当に気分を根こそぎ持っていかれてしまう。 息子にしてみれば、いつもの公園でも良いのだろうし、それよりも何よりも駅を探索したり電車を見ることの方がよほど楽しいようだ。 というより、とにもかくにも電車を見せろ、という感じだけれど。 結局かき氷を食べて、そのままテーマパークを後にした。 施設内に叙々苑があったので、何となく入ってみる。 私は焼き肉はさして好きではないし、叙々苑という店の価格帯を知らなかったのだが、焼き肉ランチ2900円~と書かれていて少々驚いた。 店内の作りも多少ゴージャスで、席も東京の割には広々としている。 食に興味のない息子だが、この時はなぜかやる気が感じられたので、息子が食べられそうな野菜クッパ胡椒抜きを注文して、ふうふう、ふうふう、私は一生懸命覚ましながら息子はぱくぱく食べた。 夫の焼き肉も細かく切ってあげると、ガムのように食べていた。 外食時は、息子がいつ暴れだすか戦々恐々とする。 息子は基本的に食べるものに興味が薄いので、レストランで飽きてしまうと大変なのだ。 過去には、何を食べているのかわからないスピードでかきこんで店を出たことも度々ある。 今回は比較的おとなしくしていてくれて、有り難かった。 息子を夫の抱っこ紐に入れて、涼しい店内をうろうろしているうちに眠った。 我々も少しだけウィンドウショッピングをして、帰宅の途につく。 電車の音で息子はきらりと目を覚ました。 家に帰って散々私とべたべたした。 私の勘違いではおそらくなく、ご満悦そうな様子であった。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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