無事に東京に帰還した。
先ほど、行きの先日のブログを読み返したらなんと散漫な文章だろうと慄いた。 まあいつも散漫な文章なのだが、一度書いた文章が消えてしまったショックから立ち直れずに、息子を連れての移動が1時間を超え、抱っこの時間も長引いて、そんな中で書いたものだから致し方ない、と思いたい。 いつものコースと言えばいつものコース。 新小学4年生と新小学1年生の甥っ子のいる兄の家に寄り、山ほどのトミカで遊ばせてもらい、一緒に夕飯を食べに行く。 けいこのマンションで少しスパークリングワインをいただき、興奮している息子を風呂に入れて寝かせる。 翌日にはけいこのマンションから車で30分ほどのけいこの実家に寄って、暇を持て余している叔父と叔母と昼食。 叔父は珈琲をこだわって淹れるのが趣味で、お言葉に甘えて美味しい珈琲をいただく。 息子はひよこの手押し車を見つけて大喜びで遊んだ後、それから引き離すのが大変であった。 続いて、けいこ御用達の浜名湖のホテルに行く。 もうここには何度行ったかしれない知れない。 年季の入ったホテルで私が最も楽しみにしていたのは、サウナである。 久方ぶりのサウナ。 今回は夫が一緒ではなかったので、けいこに息子を預けていくのを少々心配していた。 事前準備としてトミカのロンドンバスを仕入れ、私がサウナに行く直前にそれを出して、「お母さんはちょっとお仕事してくるからね」と言うと息子は「おしごと」という言葉に反応してスンとそれを受け入れたようだった。 後から私は「おしごと」なんて嘘をつかなければ良かったと思った。 サウナに行くことは悪いことではない、嘘はきっと思わぬところで綻んでくるものだと思うから、きちんと本当のことを説明すれば良かった。 次からはそうしようと思う。 それもこれも、サウナを大満喫できて、私は自分ばかりがこんなにいい思いをして良いものかと罪悪感を抱いたのだ。 しかしながらその罪悪感でさえも必要ないはずである。 個人が良い思いをする、喜びの顔を周りの人に見せる、それを喜んでくれる周りの人がいる、それで良いはずだ。 周りの人が怒っていたりするのであればまたやり方を考えた方が良いが。 そんなことを水風呂の後にととのいながら考えていた。 それもそうと、サウナを日常に取り戻したい、取り戻そうか。 サウナから戻ると息子は大絶好調に部屋を駆け回っていた。 実際にしたわけではないが、嬉しくておしっこをしてしまう犬のような駆け回り様だった。 息子はとにかく食べることに興味がないので、けいこと私がごはんに舌鼓を打っている最中もせわしなく駆け回っていた。 ご馳走を目の前にして彼が食べたのは持ってきたふりかけご飯と蒸しパンだった。 栄養云々は二の次であり、まずカロリーを摂らせたい。 私はサウナ後で晩酌をしたこともあり、良い気分になった。 息子のお風呂はけいこが入れてくれたが、お父さんお母さん以外とお風呂に入ることは実は初めてで、行ったは良いものの戸惑っていたようだ。 何事も経験だ、と私は扉越しの泣き声を聞いていた。 翌日は生憎の雨。 晴れていたら一両列車の浜名湖鉄道に乗ろうと言っていたが叶わず、売店でトーマスのパーシーを買ってくれたのでパーシーと戯れている間にモーニングコーヒーを飲む。 やることがないので、そのままけいこのマンションに帰宅。 カレーを作ったら偏食の息子がよく食べた。 食べたら息子が眠そうにするので、「寝ちゃダメ―」とけいこがピアノを弾いてくれた。 知っている童謡に息子はキャイキャイとしていた。 何とか寝ずに新幹線に乗り込む。 発車するや否や息子は私のお腹の上で眠りに落ちた。 有難や。 しかしながら東京駅から自宅まではほとんど抱っこであった。 本人の希望や危険や迷惑を考えると抱っこが最良のようの思えるからそうするが、12キロの重さは当然ながら堪える。 無事、自宅に帰還。 毎度遠出は親子共にとっても良いなと思う反面で、とっても疲れる。 でも良いのだと思う。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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