写真館で家族写真の撮影。
先日の息子の発熱で延期されていた件の仕切り直しである。 カメラマンさんは私の生徒さんでもある女性の方で、これまでにも、去年の家族写真や息子が2か月の頃の写真や結婚披露宴なども撮っていただいている。 しかしながら息子の人見知りが筋金入りであることが明らかになってきた昨今、その数回で息子が彼女のことを覚えていて、懐いてすんなり写真が撮れることがあるとは思えない。 彼女やスタッフさんには、事前に念押しして、「できる限り息子に注目せず、構わず、しれっとした雰囲気でいてください」と頼み込んでおいた。 想像通りか、想像を超えてか、息子は私の着付けのほんの数分間以外は一度も床に足をつけることがなかった。 そのほんの数分間もギャンギャンに泣き、私の足にしがみついていた。 今回は親は浴衣、息子は甚平スタイルで、事前に息子の草履を履く練習もしていたのだが。 しかも彼はお父さんの抱っこも許さず、終始延々と私が抱っこし続けていた。 両親の間に手をつないで立った全身写真のイメージは叶うことはなかった。 彼の機嫌を損ねないよう、電車の動画を見せながら、時々ひょいとスマホを隠してシャッターを切ってもらう。 なんとか、かんとか、我々両親とスタッフさんの取り計らいで撮影を終えることができた。 スマホと映った写真はたくさんになったが、泣いている顔のものは一枚もない。 上出来、というしか皆慰まないだろう。 去年もそれなりに大変だった気がするが、2歳の方が断然大変だった。 さて3歳はどうだろうか。 そもそもこの家族写真撮影を積極的にやりたいのは3人のうち私だけなので、彼ら2人には何とか合意を取って協力してもらうしかない。 息子は何歳まで付き合ってくれるだろうか。 来年の衣装も考えねばならない。 1歳は貴族風、2歳は浴衣。 当初はアオザイやサリーなどの民族衣装でも着ようかと思ったのだが、どうも男性の衣装が見つからないというか、見つかっても学芸会のようになってしまいそうで断念した。 ハイブランドの服をレンタルして着るなんていうのも良いなと思ったが、1日レンタルでも数万円かかるようで、それも断念。 また1年間かけてうっすらと考えて行くことにしよう。 写真館を出ると猛暑が待っていた。 カンカン照りの中、抱っこ紐に入った息子は寝てしまった。 「すずめや」というどら焼き屋に寄って、純朴などら焼きと最中ときびだんごを買う。 近くのカフェで息子を抱えたままハヤシライスの昼ご飯。 皆、疲れた。 どっぷり、疲れた。 今年の猛暑はサウナのようである。 しかし、サウナと思えば全然温度が足りないとも思えるので、気持ちが幾分楽になる。 キンキンに冷えたコンビニやドラッグストアで冷気をいただく。 また街サウナに出る。 翌日は水族館にも行った。 楽しめるのかなと不安にも思ったが、息子は絶好調で「かなな、っぱい」と連呼していた。 「魚、いっぱい」らしい。 少々心配していた2語文も出てきたこの頃である。 君が楽しいことは親が疲れることも多いけれど、君が楽しいことは間違いなく良いことだと思うよ。
0 コメント
あなたのコメントは承認後に投稿されます。
返信を残す |
勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
|