心配事や悩み事があるとき、なるべく大きく深呼吸をして、心配事や悩み事によって生成されたストレス物質を吐き出そうとする。
飄々と、あっけらかんと、そんなふうにしていたいのだが、それは天性の資質によるところが大きいのではないだろうか。 それとも、大らかな気分でいられないのは、その心配事や悩み事についての理解が足りないからなのだろうか。 現在の心配事や悩み事というのはもっぱら息子のことである。 最近私の母乳の量が減ってきたようで、息子の体重が伸び悩んでいる。 保健士さんからミルクを足してみると良いかもしれませんねと言われたのでそうしているが、夜寝る前の寝ぼけているとき以外は哺乳瓶を嫌がって飲んでくれない。 何度作って何度そのまま流したことか。 スプーンであげてみたけれど、拒否はしないものの気乗りしない感じだし、10mlを飲ませるのに5分も10分もかかるので断念した。 しかし明らかに母乳の量は足りていないように思う。 この時期の赤ちゃんは1回の哺乳量は200mlが目安のようだが、50-60mlしか飲んでないのではないだろうか。 水分は母乳からしか摂っていないのだから脱水の心配をしてしまう。 と言っても、お腹が空いて機嫌が悪いということも、授乳中ももっとくれと怒ることもないのでまあ良いのかしらと思いながらも、散歩をしていても料理をしていてもそのことが頭をもたげてしまう。 試すこと試してだめなら、それがこの子のペースである、飲みたくないものを無理に飲ませなくても良い、そんなふうにどんと構えていたいのだけれど、息子に何かあってからでは遅い、と思うとなんだか変に緊張感が高まってドキドキとさえしてしまう。 それに、私の母乳が出ていればこの問題は発生していなかったわけで、母乳生産者としては自分の不出来を責められているような気分にもなってしまう。 不随意なものであるけれども、それでも。 ちなみに今のところ、出だし3か月は大きめだったので、月齢に対する大きさとしてはふつうであるが。 それに、飲む量が少ないと便秘にもなる。 以前は2日出ないだけで慄いていたが、最近は2日も3日も出ないことがざらにあるようになった。 便秘の相談ついでに気になっていた近くの小児科に行ってみたら、とりあえず出しましょうかと浣腸されてトータルで200gほどの大量のうんちが出てさらに体重が減ってしまったではないか。 本人は泣きわめいていたが出すものを出したら至極すっきりきらきらの様子であったので、それはまあよかったけれど。 小児科の先生には、哺乳瓶を変えるなどいろいろ試してみてダメなら早めに離乳食始めるのも良いですよ、とのこと。 児童館にも出向き、ほかのお母さん方にも話を聞いて情報を集めたりもしてみる。 ごくごくとミルクをがぶ飲みしている赤ちゃんを見ると、羨望のまなざしを向けてしまう。 子どもは泣くのが仕事、とよく言うが、それならば食べるのもうんちをするのも仕事である。 仕事をきちんとしてもらいたい。 自分の顔を引っ掻いて流血したり、湿疹が出たり、肌ががさがさしたり、埃を口に入れたり、寝返りでフローリングに頭をぶつけたり。 そんなことも心配だけれど、やはり飲まない食べないというのはこれらの心配事のレベルが違う。 しかし、無論危機的な状況ではないし、いろいろあるよねとは思いながら、このレベルの心配事を心配事と思わないような心が欲しいなどと思う。 健康に、元気に、すくすくと。 標語のように大きくなっていってもらいたい。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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