海浜幕張に行った話はもう書けないだろう。
もはやあまり覚えていないからだ。 息子の好きなトミカ「連接バス」を持って「連接バス」に乗りに行った。 連接バスには息子と同じように連接バスファンの連接バストミカを持った男の子が乗っていた。 その子のお母さんと目を合わせて、目だけで、「そうなんですよ、もう仕方ないですね(苦笑)」という会話をした。 そして私はホテルのプールとサウナに入った。 サウナ室はなんと贅沢に私ひとりになる時間が長く、十分に動きを開放して十分にととのうことができた。 書き始めると書けるかもしれないけれど、記憶の鮮度が落ちているのでこれくらいにしておこう。 さて、最近の私は何がきっかけだったか、ヤフーオークション、ヤフオクに執心している。 確か、先月銀座のとある画廊のとなりにヨーロッパ家具のアンティークショップができていて、そこで模様替え熱に着火してしまったものと思われる。 私は洋服にはもう何年もまったくと言っていいほどに興味がない。 いもうとからは「フィリピン帰り」みたいなファッションだと言われるし、靴下が裏返しで気づいても履き替えないし、化粧も眉毛を書くだけ。 しかしインテリアに対する熱はずっとあって、もちろん息子がいるためあまり自由にはできないのだが、たまにはインテリアサイトやお店をのぞくこともあった。 絵や書を見たり買ったりするのも、そういう意味合いも大きい。 今回、書道教室の方を変えてみようと、ふとヤフオクを覗いたらとてもとても面白い。 私が普段見ているような物ではない物たちがわんさかあふれてくる。 先日のお字書き道TALKSの書道家インタビューで「くろのぺんさん」が骨董や古道具を扱っていたというのも心にじんわりと響いていて、アンティーク、骨董、古道具、所謂中古品に目が向くようになった。 これまではつるりと明るい、無駄のない北欧調のデザインが好きだったのだが、本当に目の向け方によって見えてくるものが全く違うものである。 ヤフオクはこれまでに古典の法帖などを買うこともあったが、それほどには利用したことはない。 誰かと金額を競り合ったこともない。 画像判断における商品の価値、表示されている金額、入札件数、入札の意味、出品者の信頼性、送料がいかほどか、オークションは新品の買い物と違うことも多々あり、まずはその仕組みやその場における礼儀作法を知らねばならない。 失敗をわけではないが、失敗も込みのダイブだ。 数日間数十時間しこたまヤフオクを見て、いくつか入札して、買えたり買えなかったり。 ちょうど息子にコーヒーカップを割られてしまったので、目に留まった素敵なコーヒーカップを落札して、毎日むふふとそのコーヒーカップを見ながらコーヒーを飲んでいる。 他の入札したカップやイスは、どんどん値がつり上がったり、直前に高値を付けられて奪われたりと、オークションの醍醐味も少し味わっている。 書道の半紙を置く紙の棚も落札した。 古びたものだけれど、紙とは相性が良い。 これまで紙はクローゼットの中の引き出しにしまっていたのだが、紙の全量を把握しておらず、使っていないものや重複しているものが沢山出てきた。 これで余分に買うこともなくなるだろうか。 如何せん、とにかくヤフオクを覗いているのが楽しい。 こんなに何かにうっひょーとなったのは久しぶりだ。 サウナ以来かもしれない。 こういう状態になるとき私はいつもムッシュかまやつの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」を思い出す。 ゴロワーズを吸ったことがあるかい (中略) 短くなる迄奴は吸うのさ そうさ短くなる迄すわなけりゃダメだ 短くなる迄すえばすうほど 君はサンジェルマン通りの近くを 歩いているだろう <YouTube> ⇒続【明治・大正時代のたのしい名前集】今は名づけに使えない記号「々」「〃〇ー」はなんと読む?奇姓珍名集「姓名の研究」より- お字書き道TALKS #039 ⇒JAPANESE SUSHI - KANJI 【国字の話】- お字書き道TALKS #040 <note> 数字いろいろ!現在も使われている、世界各国の数字Ⅰ【ローマ・ギリシャ・アラビア・インド編】
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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