台風が来ているらしい。
大雨が降ったり弱まったり、赤や青や水色のまだらな雲の天気図が思われる。 夫と息子は、今月から始まった親子体操に出かけて行った。 土曜というのに、家の中には私ひとりで、別に持たなくても良い背徳感とともにパソコンを開く。 少しの免罪のために、先ほど掃除機とスチームモップをかけて、納豆オムレツを作った。 前回のブログから10日ほど経過している。 誰のためでもなく本当はもっと書きたいのだけれど、ブログを書くのはそれなりの時間と余裕が必要で、今の生活ではそれを捻出することができない。 無論、何かを止めたり減らしたりすればできるのだろうけれど。 毎日提出する書を書くのを止める、できるだけ毎日書いている書の創作物を止める、食材の買い物に行くのを止める、ご飯を作るのを止める、息子と一緒に就寝するのを止める、散歩を止める。 これらに対する一日の所要時間を減らす、あるいは回数を減らすことで時間は生まれるだろう。 しかし、これらを止めるないし減らすほどにブログを書きたいかどうかはよく分からない。 しかしながら、今私がこんなことを考えているということは、おそらく日々の生活の時間配分に何かしらのひずみが生じているということだとも思う。 習慣とは自縄自縛であり、無自覚な牢獄のような側面を持っていると思う。 すべてはバランスということに尽きてしまうのだが、バランスということほど難しいことはないのかもしれない。 まあ時間ができたからと言って、ブログに費やすということでもないような気もする。 とりあえず、ここはひとつ、サウナに行きたい。 身動きの取りづらい時世ではあるのだが、緊急事態宣言が解除されたら息子と二人で愛知県の実家まで行ってみようかとふと思い立つ。 夫が仕事の休日があるのだ。 2歳になったばかりの子を連れて、2,3時間の旅をすることはどんなだろうか。 色々と想像を巡らせてみるのだが、大丈夫かもしれないし、大丈夫でないかもしれない、としか言えない。 いもうとに聞いてみても、うちの子はお菓子で釣れるから行けたよ、とあまり参考にならない体験を話してくれただけだった。 息子は食べ物にさほど興味がないので、損ねた機嫌をお菓子で取り持つことが出来ないのである。 ベビーカーは持って行かず、ヒップシートを付けて、息子は基本抱っこで。 一泊であれば荷物はいつものリュックで行けるだろう。 ティッシュや電子マネーやビニール袋や飲み物や新幹線の切符などは出しやすくしておかねばならない。 まずは自宅から東京駅まで通常30分ほどかかるが、電車好きの息子は乗ったらすぐに降りたいので、1時間はかかるだろう。 何なら東京駅までも、たどり着けるか不安でならない。 何とか東京駅の新幹線のホームにたどり着いたとして、また新幹線の多目的室(救護や授乳などに使える小さな個室がある)近くの座席を確保できたとして、物心ついてから?新幹線を見るのが初めてなのでおそらくひとしきり興奮をするだろう。 「がっちーーがっちーー」と「しんかんせん」を見て叫ぶだろう。 そして問題は、無事に新幹線に乗車して出発したその先である。 東京から豊橋まで、ひかりで1時間40分ほどかかる。 車窓を見る、動画を見せる、図鑑を見せる、お菓子をあげる、このくらいしかやることがない。 もちろん、寝てくれるのが真の幸いなので、お昼寝の時間帯を狙って出発するのが望ましい。 機嫌が悪くなったら抱っこしてデッキに出るのか、多目的室を使わせてもらうのか。 あと、今のところ解決できないのが、トイレである。 オムツを履いていくとしても、息子はもう起きているときにオムツでおしっこをすることがほぼない。 しかし、駅のトイレなど、勝手の違う場所で用を足すことを酷く嫌がるのである。 それに、おしっこはまだしも、うんちをしたくなったときにはどうするのか。 無論、これら以外の想定外も起きるだろう。 想定外は想定できないわけなので、想定外もおきるだろう、という心づもり以上にはすることがない。 冒険をしてみたい気持ちと、危なすぎるような気持ちと。 帰ってきた。
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勿忘草
無論書道のこと、否応なく育児のこと、などの雑記です。文字自体も好きですが、文を書くのも好きです。 カテゴリアーカイブズ
3月 2024
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